グローバル人材と文化(3) たまねぎ型モデル

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こんにちは!

異文化経営/組織文化の専門家集団、
itimインターナショナルが運営する
「グローバル人材研究所」のサイトへようこそ!

itimの加藤真佐子と宮森千嘉子です。

グローバル人材のあなたに、今日は
文化を構成する要素について、
お伝えしたいと思います。

ホフステードはそれを「たまねぎ型モデル」で表し、
文化には目に見えるレベルと
目に見えないレベルがあると定義しました。

文化の表出のレベル:たまねぎ型

目に見えるレベルは、
「シンボル」「ヒーロー」「儀式」
の3つです。

「シンボル」は、文化の最も表層にある概念です。

シンボル アメリカ国旗

星条旗、スーパーマン、自由の女神。
皆さんはすぐ、米国を思い出すでしょう。
日の丸、桜、富士山といえば、日本。

文化の一番表層にあるのは、
同じ文化を共有している人々にとってのみ、
特別の意味を持つ「シンボル」です。

新しいシンボルは簡単に生み出され、
古いシンボルは消え去ります。
コカコーラが世界中どこにでもあるように
ある文化のシンボルが他の文化のシンボルになることも
しょっちゅうあります。

だからこそ、シンボルは文化の一番表層にあります。

そして、その文化を代表する人、
あこがれの人が「ヒーロー」です。
スポーツ選手なら
イチロー選手、本田選手、浅田真央選手。

ヒーロー スーパーマン映画やアニメ、おとぎ話の主人公や、
歴史上の偉大な人物のケースもあります。
スーパーマン、去年なら半沢直樹。
ケネディ大統領、坂本龍馬などなど。

その文化の中で最も高く評価されていて
人々の行動のモデルとなる人物が
「ヒーロー」です。

「儀礼」は、ある文化の中で人々が
自然にとっている行動ですが、
具体的な目的達成には役立たないものです。

具体的には、挨拶の仕方、
尊敬の表し方、結婚式のお祝いなどの
社会的儀礼、
お正月やお盆などの宗教的儀礼などです。

儀礼は、その文化に属する人にとって
社会になくてはならないもの
みなされています。
何かの役に立つというより、
儀礼のために行っているという
ケースがほとんどです。

儀礼 挨拶

日本のビジネス慣習では、
名刺を両手で差し出し、大切に扱いますが、
外国人がそれをしたからといって、
すぐに結果に結びつく
というわけではありません。

 

 

一見もっともらしい名目で開催される「会議」は、
偉い方たちが決まった議事を進行したり
自説を主張するだけだったり
ただ儀礼的な意味しか持たない場合も
多いのではありませんか?

「シンボル」「ヒーロー」「儀礼」は、
3つ一緒に「慣行」としてまとめられます。
これらは、いつも目にすることができるので
他の文化の人たちも目に触れることが
しょっちゅうあります。

異文化に接すると、私たちは
こうした「目に見える違い」に
とらわれ、それを理解するために
大きな努力を重ねがちです。

しかし、本当に重要なのは、
たまねぎの中心にある「価値観です。

「価値観」は、
生まれたときからあまりにも自然に
プログラミングされていくので、
私たちの意識の表層に出ていくことがありません。

グローバル人材の異文化理解の鍵は、
この「価値観」の違いを
知ることからはじまります。

次ののブログでは、
「価値観」とは何なのか、
考えて見たいと思います。

ぜひ、読んでくださいね。

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