ホフステードの5次元モデル(2) 個人主義 対 集団主義

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こんにちは!

異文化経営/組織文化の専門家集団、
itimインターナショナルが運営する
「グローバル人材研究所」のサイトへようこそ!

itimの加藤真佐子と宮森千嘉子です。

異文化を理解するフレームワーク
ホフステードの5次元モデル。
前回は、「権力格差」について説明しました。

今回は、「個人主義 対 集団主義」
ご紹介したいと思います。

これはまさに、
「私たち(We)」が大事なのか
「私(I)」が大事なのか
というお話です。

集団主義の文化では、
人はそれぞれ、生まれたときから
何らかの集団に属しています。

こうした社会では、
たいていの場合、子供は
両親や兄弟姉妹だけではなく
祖父母、おじ、おば、
そのほかの同居人など、
生活を共にしている「家族」に
囲まれて育ちます。

これは生まれたときから
与えられた関係で、「私たちの集団」と
「他の集団」とは、明確に区別されています。
人生つらいことがありますが、
その最後の砦になるのが「家族」です。

そして、集団の利益が
個人の利益に優先します。
ある集団の一員が大きな収入を得ていれば
その稼ぎ手が、家族全員を養うことになります。

私たちは長じるに連れて
いくつかの集団に属することになりますが、
その集団に忠誠を近う限り、
その集団から生涯にわたって保護されます。

人との親密な関係が大切なので
自分の置かれている社会的環境と
調和を保つことが
社会的生活でも大事になってきます。

「私たちの意見」が大切であり
他人と面と向かって対立することも
集団主義の文化では
あまり好まれません。

依頼を断るとき
「あなたのおっしゃることはもっともです」
「あとで検討します」
というのも、集団主義の文化で起こります。

一方、個人主義の文化では、
個人と個人のむすびつきはゆるやかで、
人はそれぞれ、自分自身と
肉親の面倒だけ見ればよいとされています。

親戚同士が集まる機会も
それほど多くはありません。

私たちひとりひとりの
アイデンティティは、
他の人の「個」とは区別されます。

そして、他の人々も
どの集団に属しているか、ではなく
個人として分類されます。

親元を離れた後、
子供たちと親との関係が
薄くなってしまうケースも珍しくありません。

個人主義の文化では、
自分の考えていること、
感じていることについて
真実を語るのが美徳です。

子供たちは、小さいときから
「私の意見」を述べることを
学んでいきます。

対決は、お互いを理解しあうための手段で
実り豊かな結果につながると考えられています。
意見を交わしあい、衝突させあうことで
より真実に近づけると考えています。

こうした文化では、面と向かって、
どんなにキツイフィードバックをされても
建設的批判として受け止めることを
学んでいかなければなりません。

集団主義の文化では「恥」
個人主義の文化では「罪」
が大切な概念です。

たとえばスピード違反を起こしたとき。
集団主義の文化と個人主義の文化では
対応にどのような差が出るでしょうか?

集団主義の文化では、
違反するという行為よりも
それが知られることのほうが
「恥」の源になります。

個人主義の文化では、
人に知られようと知られまいと
違反する行為そのものが
「罪」なのです。

集団主義と個人主義の文化では、
「上司と部下」「会社との関係」も、
こうした価値観の下に構築されていきます。

人間関係が職務より優先される
集団主義の文化と
職務が人間関係より優先される
個人主義の文化。

ビジネスやマネジメントの手法は
ほとんどすべて、個人主義の文化で
開発されたものです。

日本は世界でどの位置にあるか、
考えてみてください。

グローバル人材のあなたが
今使っているマネジメント手法を
他の文化にあてはめたら、
どんなことが起こるか、
想像してみてください。

次回は、
「男性らしさ 対 女性らしさ」
についてご紹介しますので
ぜひ、読んでくださいね!

 

 

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