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そろそろ次のブレークスルー?:Apple Watchのデータとヘルスケアの未来 – 歩きながら考える vol.43

2025.05.16 渡邉 寧
「歩きながら考える」

今日のテーマは「Apple Watchと次世代ヘルスケア」について。このシリーズでは、筆者が街を歩きながら、日々の気付きや研究テーマについてのアイデアを語っていきます。ふとしたタイミングで浮かんだアイデアや、知的好奇心をくすぐる話題をラジオ感覚で平日(月~金)毎日お届けしています。

こんにちは。今日はいつものように歩きながら、「Apple Watchのデータでどこまで未来が見えるのか」を考えてみようと思います。ここ数年、Apple Watchを寝るときもつけっぱなしにしてて、睡眠時間とか心拍数とか、いろんなデータが取れるのが面白いなって思うんですけど、これってもっとすごいことに使えないのかなって、ふと疑問が湧いてきて。2025年の今、AIがこんなに進んでるのに、ヘルスケアの進歩がちょっと物足りない気がするんですよね。今回はそのモヤモヤと、未来の可能性についてゆるく話してみたいと思います。

Apple Watchのデータ、実はビッグデータなんじゃない?

まず最初に、Apple Watchのデータ量にちょっと驚いた話から。

僕、Apple Watchを5~6年くらい使ってるんですけど、毎日つけてると、睡眠時間、心拍数、SpO2、呼吸数とか、分単位でデータが溜まっていくわけですよ。考えてみれば、1人のデータでもうビッグデータですよね。僕みたいなユーザーが世界中に何百万人もいるわけで、Appleは地域とか年齢とかで分類した膨大なデータを持ってるはず。

これ、分析すればめっちゃ細かいことがわかるはずなんです。例えば、「40代の日本人男性で、睡眠時間が6時間以下の人は心拍変動がこうなる傾向がある」とか。でも、アプリがくれるアドバイスって、「昨日はよく寝ましたね」とか「運動しましょう」くらいで、なんか物足りない。

「もっと深い示唆が欲しいな」って思うんですけど、Appleがまだ公表できないのか、それともまだ分析しきれてないのか。

パーソナライズされたアドバイスが未来を変えるかも

ここからがちょっとワクワクする話。

このデータ量なら、AIが「あなた専用」のアドバイスをくれる世界がもうすぐ来てもいいと思うんです。例えば、「寝る前に家族と話すと眠りが浅くなる傾向があるから、そろそろ一人になったほうがいいですよ」とか、「最近の心拍変動見てると、もしかして仕事を詰めすぎてませんか?」とか。

実際、不整脈を検知する技術はもう製品になってるし、データとAIの組み合わせで個人の健康をピンポイントでサポートする未来は近いはず。寝る前のYouTube視聴が睡眠の質を10%落としてる、とか言われたら、生活変えてみようかなって思うじゃないですか。

読者のみなさんは、どんなアドバイスが欲しいですか?「ご飯の時間を早めて」とか「散歩増やして」とか、具体的な提案が来たら、試してみたくなりません?

主観的データで新しい発見があるかも

さらに面白いアイデアがあって。

今は心拍数とか睡眠時間みたいな数値データだけだけど、ここに感情とか声のトーンみたいな「主観的データ」を足したらどうなるんだろうって。例えば、Apple Watchとかスマホがランダムに「今、幸せ?」って聞いてきて、その時の心拍数とリンクさせるて分析したら、どういう生活をしている時が、この人の幸福の実感値が上がる傾向があるのか、とか分析でわかると思うんですよね。自分では気づいてない、そういうアドバイスがほしい。

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ヘルスケアのブレイクスルー、1~2年で来る気がする

で、ここが一番のポイントなんですけど。

2025年の今、AIがこれだけ進んでるのに、ヘルスケアの技術進歩がまだ「すごい!」って感じじゃないのが変だなって。科学者も同じこと感じてるはずで、だからこそ、1~2年以内に何か大きなブレイクスルーが来るんじゃないかって思うんです。

例えば、噂されてる非侵襲的血糖モニタリングを製品化したら、糖尿病管理のみならず、食生活へのAIからの提案が劇的に変わるかもしれない。

健康に生きるって誰にとっても大事なテーマだから、このブレイクスルーが来たら、投資でも研究でも、大きく変わると思うんですよね。みなさんも、そんな予感感じませんか?

まとめ:Apple Watchで自分を知る未来へ

というわけで、今日はApple Watchのデータからヘルスケアの未来を歩きながら考えてみました。個人のビッグデータ、パーソナライズドアドバイス、主観的データの可能性、そして近い将来のブレイクスルー。2025年はまだ序盤だけど、これからが楽しみだなって思います。

もし「私ならこんなデータで健康管理したい!」とか「ブレイクスルーって何だろう?」みたいなアイデアがあったら、ぜひ教えてください。読者のみなさんの考え、めっちゃ気になります!

じゃあ、そろそろ家に着いたんで、この辺で。最後まで読んでくれてありがとうございます。また次回の「歩きながら考える」でお会いしましょう!

渡邉 寧

博士(人間・環境学)
代表取締役
シニアファシリテーター

慶応義塾大学文学部/政策・メディア研究科卒業後、ソニー株式会社に入社。7年に渡り国内/海外マーケティングに従事。約3年の英国赴任を経てボストン・コンサルティング・グループに入社。メーカー、公共サービス、金融など、幅広い業界のプロジェクトに4年間従事。2014年に独立。2025年に京都大学大学院人間・環境学研究科にて博士号取得。専門は文化心理学、組織行動。最近の研究テーマはAIの社会実装 × 職場の幸福感 × 文化の違い

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