ホフステードの5次元モデル(4)不確実性の回避 その1

GREE にシェア
[`evernote` not found]

異文化経営/組織文化の専門家集団、
itimインターナショナルが運営する
「グローバル人材研究所」の
サイトへようこそ!

itimの加藤真佐子と宮森千嘉子です。

前回のブログでは、異文化を理解するフレームワーク、
「ホフステードの5次元モデル」から
3つ目の次元「男性らしさ 対 女性らしさ
について説明しました。

今回は、4つ目の次元
「不確実性の回避」
ご紹介したいと思います。
「人と違うっていること不確実性
知らないということは
は危険であるか、否か」

を示すのがこの次元。

グローバル人材にとって
日本のグローバル化を考える上で
大変重要なので、2回に分けてご説明します。

「不確実性の回避」の次元は
ある文化の成員が
不確実な状況や未知の状況に対して
不安を感じる程度を表します。

曖昧、未知、予知不能な状況に
ストレスを感じ、
避けようとする願望が
強いのか、弱いのか、ということです。

不確実性の回避度が高い文化では、
人々は不確実性を減らすために、
いろいろなルール、規則、
仕組み、約束事が必要とされます。

会社での仕事の手順も、
冠婚葬祭での決まり事
(催事での席表、
祝い金やお香典の金額など)
もそのために存在します。

違うとは、知らないとはは危険なことである」
ととらえる
不確実性回避度が高い国々は、
日本、フランス、ドイツなど。

でも、
「不確実性をどう管理するのか」に、
お国柄の違いが出ます。

フランスは、
「不確実なことはできるだけ避けたい」
という、心理的ニーズから
規則や法律、ルールなどをたくさん作りますが
これらは、破る事が前提とされています。

不確実性を管理できるポイントがどこか
線引きがわかれば
あとはどこまで線をはみ出せるか競うのが
「国民のスポーツ」となっているのです。

「フランスでは、
禁止されていることも許されている。」
のです。

フランスと似たような考え方をするのが
べルギー、ギリシア、ブラジル、
スペインなど。

ドイツのように、ルールを作り、
それを皆がしっかり守る事で
不確実性を着実に管理する国もあります。

ドイツでは
「許されている事以外すべて禁止されている」
のです。

ドイツのお仲間は
オーストリア、ハンガリーなど。

同じように不確実性の高い
日本はどちらのグループでしょうか?

一方
まず、やってみようというのが
不確実性の回避度が低い文化です。

リスクの度合いがわからなくても
初めてのことであっても
それほどストレスを感じないのがこの文化の国々。

「違っていてもいい」と考える
アングロサクソン諸国や、
北欧の国々がここに当たります。

ここでは、規則ややり方にとらわれません。
仕事では結果さえ出ればやり方はどうでも良い。

結婚する友人へのプレゼントも
お葬式への参列も、
気持ちが伝われば形式にとらわれません。

一般に不確実性の回避度が低い文化では、
ルールの数は少なく、
本当に必要なルールのみが存在します。

したがって、ルールは良く守られるので
「イギリスでは禁止されている事以外
すべて許されている」のです。

不確実性を回避する傾向の強い国では
人々は不安で忙しそうで、ソワソワしています。
平均すると、あまり幸せであると感じていません。

一方、不確実性の弱い国々は、
人々は物静かで、気楽そうで
感情を外に出すことを許されていません。

人々の「幸福感」にも大きな
インパクトを与える
「不確実性の回避」。
次回は、「不確実性の回避」が
グローバルビジネスの現場で
どのような影響をもたらすかについて
ご紹介します。

ぜひ、読んでくださいね!

GREE にシェア
[`evernote` not found]

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL