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デンマークの
ヒュッゲ(HYGGE)のご紹介
vol.8北欧デンマーク 季節の幸せ
ークリスマス・ヒュッゲ
今回は、いよいよ近づいてきました!クリスマス!!
デンマークでは、クリスマスは1年で一番大きな行事です。
そして”幸せな国”デンマークの大切な価値観 ヒュッゲにも、とっても大きな季節なんです。
ヒュッゲとは、「人とのつながりから生まれる、ほっとする居心地の良さ・幸福感」。
クリスマスは、日本でいうお盆やお正月と同じように、季節のお祝いです。家族や親戚での集まりはもちろん、友達や同僚と集まる機会もたくさんあります。日本でも忘年会でいろんな人と集まって、お正月には親戚でも集まって、新年会でお祝いして、、、と集まりが増えますよね。
クリスマスのヒュッゲ(Julhygge ユールヒュッゲ)という言葉があるくらい、デンマークのクリスマスは、人と集まって温かい幸せな気持ちを味わう大切な季節なんです。
そして人が集まるところではクリスマスにちなんでヒュッゲが生まれるよう、いろいろなところで工夫があるな〜と思います。それをご紹介していきたいと思います。
クリスマスの到来を感じる香り
デンマーク人が「あ〜クリスマスって感じ」という、香りがあります。それはシナモンやクローブの甘いスパイスの香り。季節が近づくと、お菓子や料理の味付け、ブレンド紅茶などにふんだんに使われています。
街を歩いていると、ふんわりと香るシナモンやクローブの香り。甘くなつかしいような香りに鼻をくすぐられます。
そしてこのクリスマスの香りを感じる最初の場所の一つは、クリスマス・クッキーのようです。
オフィスの休憩場所に置いてあって、同僚と一緒に、コーヒータイム。
カフェに入ってみると、売られ始めた様々なクリスマス・クッキーの香り。
クリスマスにしか作られない、クリスマスの味。このクリスマス・クッキー(Julesmåkager ユールスモーケーア)の香りが、みんなにクリスマスの到来を教えてくれます。
人が集まる季節、それを楽しむ準備
このクリスマス・クッキー、もちろんお店でもたくさん売っています。でも、多くの家庭ではクリスマス・クッキーを焼くことも多いです。
IKEAやフライングタイガー(デンマーク発の雑貨やさん)では、クリスマス柄の缶がこの時期になると販売されます。それは、焼いたクッキーを缶に種類毎に入れておくためなんですよ。
かわいい缶をそのために取っておいたりします。
デンマークの雑貨屋ソストレーネグレーネのクリスマスクッキー作り
お友達がちょっと家に立ち寄ってくれて、一緒にコーヒーを楽しむ。
その時、クリスマス・クッキーをお供に、クリスマス気分を一緒に味わう。
デンマークのクリスマスのお菓子作り(Jule bagning ユール ベイニン)は、家族や友人と、クリスマス気分を味わって楽しむための準備の時間。
かわいいクリスマス柄の型で抜いて、アイシングで飾るクッキーなども作りますが、クリスマスのスパイス香るコショウナッツ、ブラウンクッキー(上の写真)はいわゆるアイスボックスクッキーと言われる長細くまとめて、冷やしてからスライスするタイプのクッキー。子供と一緒に、たくさん作ることができます。
子供と一緒に、クリスマス気分を味わいながら、クッキーを焼く。
そしてクリスマスの香りを、家族や友人で味わう。
そんな楽しみが増えるから、クリスマスはヒュッゲがたくさんある季節になるんですね。
私も、クリスマスのお菓子作りを楽しみたいと思います。
祖父江 玲奈
ファシリテーター
中央大学総合政策学部卒業。アクセンチュアにて、組織戦略、組織設計、人材開発戦略を中心とするコンサルティング業務に従事。多くのインターナショナルプロジェクトに参画する。その後、日産自動車株式会社にて、女性のお客様をターゲットとした商品開発を担当。グローバル共通/地域固有でのお客様調査、また男女差の科学的分析に基づいて多くの提案を行い、商品を実現した。商品開発でのアイディア創出プロセスにおいて、論理的・俯瞰的視点による多面的分析力、また画像/ビジュアルイメージやプロトタイプを通じた複合的な情報収集(キュレーション)のプロセスが、新しい商品像を生み出すために非常に重要であることを発見。イノベーションを生み出すアイディア創出方法を構築中。
青山学院大学ワークショップデザイナー講座 修了。デンマークデザインスクール KaosPilot Creative Leadership course 修了。シータヒーリング認定インストラクター/プラクティショナー